建築夜間専門学校ってどうなの?

資格取得

どうもメープルわさびです。

今日は建築士になるために、夜間の専門学校に通うべきか否かについて、またその他の補足事項についても話していきたいと思います。

わたしは本気で一級建築士を目指すなら、夜間の専門学校には

以下にその理由についても述べていきたいと思います。

まず夜間の専門学校に通うべき理由についてです。

夜間の専門学校は、卒業後にすぐに国家試験受験資格が得られるからです。

建築士は国土交通大臣の免許を受け設計や工事監理、その他の業務を行うものをいいます。またこの建築士試験を受験するには、建築士法によって定められた受験資格をクリアしていることが必要になります。

指定の教育機関に通わずに1級建築士を受験するためには、2級建築士、建築設備士を取得している必要があります。

また2級建築士に関しては実務経験を7年積まないと受験資格を得られません。

高卒で建築業界に入った人などを除いて、これから目指そうという人には

専門学校に2年間通いさえすれば卒業後すぐに受験資格を得られるんです。

これにお金を払う価値があるかどうかは今後の人生設計やキャリアプランを考えれば明白だと思います。

以上が夜間の専門学校に通うべき理由になります。

続いては夜間専門学校のメリットデメリットについて説明していこうと思います。

それぞれについて4つずつ説明していきますね。

メリット1つ目は先ほども説明した国家資格受験資格を貰えるというという点です。

表を示して説明した通り、指定の教育機関に通学した場合と、そうでない場合ではかかる時間に大きな差があることは明白だと思います。

2つ目は体系的に建築士の試験範囲が学べるという点です。

建築士の試験範囲はかなり膨大なため、業界未経験者に限らず初学者などはどこから学習を始めていけばいいか分からないと思います。

そういう面では基礎から体系的に建築士の知識を網羅できる点はメリットと言って差し支えないと思います。

また専門学校の講師をしている人は大半が実務経験を積んでいるため、実務の知識も併せて教えてくれます。

3つ目はPC技術が向上するという点です。

大体の専門学校は座学のほかにパソコン技術の向上を目的とした実務実習のコマがあります。

私の通っている学校では平面を作図するオートキャドや平面図を立ち上げるスケッチアップ、BIMソフトであるアーキキャドなどの建築ソフトについてハンズオンで学んでいます。

全くの未経験者でも住宅や図書館、美術館を設計するレベルまでソフトを使いこなすことが可能となります。

4つ目は学費が安いという点です。

夜間の専門学校は大学や昼間部の専門学校などと比較して講義のコマ数が少ないため学費も半分以下となっています。

しかしその分必要な知識がコンパクトにまとめられたカリキュラムとなっているため、密度はかなり濃いのかなと思います。

建築士の出題範囲や、設計実務で使用するPC技術の取得、国家試験受験資格の取得を考えると費用対効果はかなり高いのかなと思います。

次にデメリットに関して次の4項目について説明していきます。

こちらに関してはデメリットというよりは、辛い点と思ってもらうといいかもしれないです。

1つ目は仕事との両立が大変という点です。

どの夜間専門学校も月曜~金曜の18時ごろから21時半過ぎまで講義があります。

そのため学校で夜遅く帰宅し、仕事のために朝早く家を出るという生活を続けることになります。

これはかなりきついです。

正直講義中に意識が飛びそうなことが何度もあるくらいです(笑)

それに夜から講義がありますから、残業もあまりできないため、職場の人に理解してもらう必要があります。

ここは2年の辛抱と思って頑張るしかないと思います。

私自身もぶっちゃけた話体が本当につらい時や、課題の締め切り前、テスト前は講義を休んでしまうときがあります。

そういう時はクラスの人にノートを見せてもらったりプリントを写真撮らせてもらったりしています。そうして自分の体と相談しながら柔軟に通っていくのも一つの手かなと思います。

デメリット2つ目は夜間部でも設計の課題が多いという点です。夜間の専門学生は仕事もしているので、課題が少ないのかというとそうではありません。

夜間過程でも昼間の過程と同じくらいの課題が出ます。

これが一番大変でかつ相当なストレスになります(笑)

正直なところ定期テストに関しては落第させるものではないので普通に勉強していればある程度誰でもパスできるような試験です。

しかし設計課題に関しては、図面やCG,模型などの提出物を期限内に提出する必要があります。

かつ自分が設計した課題のプレゼンも行わなければならないため、相当量の準備が必要になるんです。

担当の講師によって評価は変わりますが、基準以上のレベルのものを出さないと合格点はもらえないのかなっていうのでいけないため結構これがしんどいです。

ですがこれも行っていく過程で自分の計画力や、PCスキルなどが格段に上がっていくので、建築学生の一番の頑張りどころだと思います。

学校の先生たちを使って、いいものを作る努力を惜しまなければ必ず成長できると思います。

デメリット3つ目はカリキュラムが2級建築士の内容に限られるという点です。

夜間過程は講義のコマ数が少ないため、1年に組めるカリキュラムも必然的に少なくなってしまいます。

なのでシラバスも2級建築士の範囲までしかカバーできず、1級建築士試験の範囲は卒業後自分で予備校に通うか、独学で学ぶしかありません。

しかし2級建築士の試験範囲も1級建築士と被る部分があるので、意味がないということはありませんし、1級建築士の膨大な試験範囲の前の準備学習と考えると良いかもしれません。

1級建築士の学習方法や、予備校に関してはまた別の動画で解説したいと思います。

最後に4つ目として、学費やパソコン代、模型の材料費等でお金が足りなくなるという点です。

夜間の専門学生は、そのほとんどが社会人です。

なので入学費や学費、家賃なども全て自分で工面しているはずです。

そこにパソコン代や、課題で使う模型の材料費、その他諸費用を合わせるとどうしてもお金が足りなくなってきてしまいます。

お金の工面が難しい人は、学費を分割にしたり自分で教育ローンを組むのもありだと思います。

それでも夢を叶えるための必要な出費と思って何とかやりくりしています。

ここはかなりつらいところですが、乗り越えた先に臨んでいる自分が待っていると思って頑張りましょう。

最後にまとめです。

未経験から建築士を目指すのであれば夜間専門学校を活用すべきです。

夜間専門学校のメリットは国家資格受験資格の取得、体系的な知識、PC技術の向上、安価な学費です。

逆にデメリットは仕事と学校の両立が大変、カリキュラムは2級建築士の範囲、設計課題の多さ、お金が足りなくなるでした。

さまざまなメリットデメリットありますが、夢のために必要な試練だと思い2年間頑張りぬくことが重要だと思います。

お金に関しては

などの制度もありますので、国の支援金制度も活用して賢くリスキリングしていきましょう。

ブログを読んでいただきありがとうございました。

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